組み立ては現実で、実験はマイクラで。電子回路をマインクラフトで実験するキット「Piper」が日本発売!
マインクラフトと実際の電子部品を連携させて電子工作ができる電子工作学習キット『Piper』が日本で発売されました。取り扱いはPCパーツなどで有名なリンクスインターナショナルで、価格は5万3784円(税込)です。
Piperの内容は、マインクラフトがインストールされたRaspberry Pi 2と7インチ液晶ディスプレイ、ブレットボードを中心とする電子工作キット、USBバッテリーとマウス、これらのツールを収納できるウッドパネルセットです。
これらのキットを組み立てて、マインクラフトを通して電子工作を楽しむことができます。
このキットの特徴は、先ほど話したようにマインクラフトと電子工作キットが連携ができる点。
これは、ブレッドボードを使った電子回路工作を実機で行なう前に、プリインストールされているマインクラフト上で回路を作成し、結果をシミュレート可能という意味。
もちろんいきなり実機で試してみてもいいのですが、その前にマインクラフト内でいろいろと回路を手直ししたり、電子部品を交換したりといった実験を行なうことで、実機でのミスや「これじゃなかった」的な事故を防げるわけです。
組み立て後の本体サイズは290x165x90mmで、重量は1.8kg。
電源はUSB接続のモバイルバッテリーを使い、本体も軽いのでさまざまな場所に持ち運びできます。
また、付属のマインクラフトは通常のMinecraft Pi Editionとしても遊ぶことができます。
もう一つの特徴は、Piper自体が組み立て式になっている点。
つまり購入後まず必要な作業は、Piper自体の組み立てとなるわけです。
ただし作業難度は低く、いくつか必要な配線の接続はハンダ付け不要、メインとなる作業はドライバー(ねじ回し)によるツールボックスと部品のネジ留めなので、小学生でも可能な作業となっています。
さらにPiperの組み立て説明書はブループリント(設計図)仕立てのデザイン。
子供も大人もワクワクするような雰囲気になっています。
さらにツールボックスの外装となるウッドパネルセットは、天然木材をレーザーカットする手法で作成。あえて焦げや風合いなどを残すことで、手作りアイテム感を出してます。
Piperはこうした工夫により、マインクラフトを通して電子工作や物作りを楽しく体験・学習できるような仕上がりとなっている電子工作キットです。
実際に遊んでいる動画はこちら↓